今回は、先月まで勤務していた特例子会社での経験をお話しします。
折り鶴カーテンの製作を本社のある部署から頼まれました。折り鶴7千羽を縦横にテグスでつないで作るもので時間とパワーのいる仕事です。社員総出でまず折り鶴の作成に当たりました。
中に折り方が不十分な鶴があったようで、検品の担当者が「この鶴は使えない・・」とつぶやいた時のことです。社員のAさんが私のところへ来て「一生懸命作ったのに使えないと言うのは傷つく人がいると思います」と言いました。「Aさんは人の気持ちに心配りができてすばらしいね。そしてこの件はちょっと皆の意見もきいてみようか」と引き取りました。
次のミーティングの時、この件について意見を言ってもらいました。すると話はいつのまにか「企業と就労移行支援事業所や特別支援学校との違い」になり・・
「企業はお給料を頂いて仕事をするところ。就労移行や学校は働く為にトレーニングをするところ」となり、最後にマネージャーが「仕事ですから一生懸命+クオリティーでお願いします」と締めくくりました。
当たり前のことかもしれませんが、この違いがしっかり身についている方はスムースに企業就労ができるように思います。参考になれば幸いです。