世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムのご紹介をさせて頂きます。
本日は、『苔の寄せ植え』をテーマ別にチームに分かれて製作して頂きました。
テーマは、以下の通りです。
①モナラベンダーと苔の寄せ植え(2チーム)
こちらは、肥料を多く必要とするモナラベンダーと肥料が多いと枯れる苔の組み合わせなので両者の配置を考慮しなくてはなりません。
②苔だけの寄せ植え
こちらは、シンプルすぎるためデザイン力が必要になります。
下の写真は、①モナラベンダーと苔の寄せ植え
利用者OMさん&TKさんの作品です。↓
利用者TKさんの感想
「モナラベンダーの周辺の丘を作り上げることが大変でした。苔をトルネード型に植えた点は工夫しました。」
利用者OMさんの感想
「小高い丘をイメージして作ったが山にならず平らになってしまった。今日の作業は面白かった。苔が可愛く思えてきた。」
次も①モナラベンダーと苔の寄せ植えです。
今回は、珍しく参加の利用者さんが少なかったので、私も利用者MTさんと一緒に作ってみました。
私
「さあ、MTさん、どんなイメージで作りますか?」
MTさん
「すでにイメージしているものがあるんでしょう。それを作ってみたら?」
私
「えっ!・・・・(バレてる・・・)そぉですかぁ・・・じゃあ!折角なので」とイメージを伝えず作り
始めました。
私
「MTさん、土入れて。もっと。もっと。」「モナラベンダー押さえてて。」「その苔は、こっちで。」
『野山を駆け回るウサギ』をイメージして作りたかったのですが、全く上手くいきませんでした。
私が落ち込んでいるとMTさんが、苔の這った古木とウサギを持って来て、あんばいを見ながら配置してくれました。↓
私
「うっ!なんか、可愛い。(イメージしていたものとは、ベツモノだが・・・・)なんかイイ!」
正直、驚きました!
自分のイメージをMTさんに全く伝えず、ただ、指示しか出していなかったのに!
MTさんは、『穏やかな森の一画』を上手に表現してくれました。実は、ここまで期待していなかったのですが、
MTさんの思いやりに感謝です!
さて、世田谷・就労移行支援事業所グディ 園芸プログラム
本日、最後の作品は、⓶苔だけの寄せ植えです。
これは、意外に難しい!シンプルが一番難しいのです。
利用者UJさん&UYさんの作品がこちら↓
利用者UYさんの感想
「石と苔の組み合わせが意外と合わなくて難しかったです。石をしっぽのようにした所や丸石のみを使ったところは工夫しました。」
利用者UJさんの感想
「苔の性質や半永久的に生きてくれるスタイルが難しいと思いました。石の配置、土の量に工夫しました。苔に愛着がわいてきました。」
寄せ植えは、一般的には見頃の目安、1ヶ月~3ヶ月位の予定で作ります。しかし、苔には、花のような季節的な見所は、ほとんどありません。その意味では『半永久的』です。
苔と丸石とのコンビネーション。丸石がトルネードのようで躍動感や時の流れを感じます。
製作者のお二人は、「千代に八千代に、苔の生すまで。」という一節を意識して作られたそうです。
なんと、哲学的なのでしょう!個人的には、大好きな作品のひとつ!シブいです!!
いかがでしたでしょうか?
世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムに興味をお持ちの方は、一度、ご連絡の上、見学にいらして下さい。お待ちしております。文責:苔神女(こけしめ)