こんにちは。就労移行支援事業所グディのIです。
突然ですが、皆さんは社会資源ってどんなものだかわかりますか? このブログを見ている方々は以前、Aさんが書いた「社会資源を活用しましょう」という記事を思い出した方も多いと思われます。では、何が自分にとっての社会資源なのか説明することはできますか? 今日は社会資源についてより詳しく掘り下げていきましょう。
まず、前回のおさらいをしてみましょう。社会資源とはイメージしやすいところでいえば役所や病院、そして様々な福祉施設などが挙げられますが、それらに関連した制度や法律なども社会資源の一部といえます。生活面で困難な状況を支援してくれるもの、生活をサポートしてもらえたりするものが社会資源と考えられることが多いです。(→前回の記事を詳しくみたい方はこちら)
では、公的または民間のサービスにて支援できない事柄についてはどうすればいいのでしょうか? 人が持つ悩みや問題は千差万別です。ある人にとってはそこまで気にしていなくても、別の人にとっては大問題だったりします。その多様化している悩みや問題に対して公的または民間のサービスで対応するにはどうしても無理があります。では、対応できない悩みや問題に対しては社会資源は役に立たないのでしょうか?
では、社会資源ってどういうものなのか再確認をしていきましょう。中央法規が出版している『精神保健福祉用語辞典』にはこう記載されています。「社会資源とは、利用者がニーズを充足したり、問題解決するために活用される各種の制度・施設・機関・設備・資金・物質・法律・情報・集団・個人の有する知識や技術等を総称していう。」
・・・なるほど、わかりずらい(笑) しかし、この文章を読んでみると社会資源は制度や施設、法律だけではないことはぼんやりと分かっていただけたかと思います。では、どんなものが社会資源になりうるのでしょうか?
その答えとは、すなわち
何でもいい!!
です。
本当に何でもいい。自分自身にとって役に立つもの、支えてもらえるもの、何かしたいときに使ったりできるものであれば何でもいいのです。自動車運転免許でも応援したい人への推し活でも毎週見ている番組でもスポーツ等の習い事や表彰でもいいのです。相談に乗ってくれる友人でも忙しい時にペットを預かってくれる親戚でも家にいないときに代わりに宅配を預かってくれる隣人でもいきなり実家に帰ってもご飯を作ってくれる親でもいいのです。自分自身にとって力になってくれるものならば何でもいいのです。
とどのつまり、社会資源とはひとり一人千差万別に存在するものであり多種多様なものであることが分かります。こう見てみると何が自分にとっての社会資源なのか説明することは難しいことかもしれません。自分自身にとって役に立つもの、支えてもらえるもの、何かしたいときに使ったりできるものは何なのか? 考える機会になれば幸いです。
さて、このブログを更新している就労移行支援事業所グディも社会資源の一つとなりうる存在です。就労を行いたい、サポートを受けたい方々を支援しています。就職したい方、就職するためのスキルを身に着けたい方、生活に悩みがある方の支援を行っています。お気軽にお問い合わせください。