世田谷・障害者就労移行支援事業所グディでは、月・金に園芸プログラムをやっています。
本日は、1月12日(金)、15日(月)に行った園芸プログラムの内『蘭の流木付け』に
ついてご紹介します。
今回、使用する蘭は、蘭の王様と言っても過言ではない『胡蝶蘭』です。
皆さんは『胡蝶蘭』をご存知でしょうか?おそらく、一番、目にすることの多い蘭だと思います。
というのも、この『胡蝶蘭』をよく見かけるのが、店舗などの開店時です。新しくオープンする
お店の窓やエントランスなどに飾ってある蘭は、胡蝶蘭が多いです。
通常、『胡蝶蘭』は写真のように大きな鉢に水苔やパーク(木の皮)で植えられます。
世田谷・障害者就労移行支援事業所グディでも、10月27日のオープニングセレモニーの時に
関係者の方々から立派な『胡蝶蘭』を頂きました。
←頂いた胡蝶蘭です。
その白い花の部分は、園芸プログラム『ハーバリウム』のための花材として
プリザーブドフラワーにしました。
今回は、花を摘んだ後の茎根を『流木付け』にし、鉢植えとは全く異なった形にします。
使用した流木です。海から拾ってきました!
利用者さんには、この中からお好きな流木を選んで作業して頂きました。
←左側 利用者H.Sさんの作品
利用者H.Sさんのご感想
『流木に蘭を巻き付ける作業が楽しかったです。上手く着生させたいです。
工房作業とは違う作業なので気分転換になりました。花が咲くと嬉しいです。
蘭のお世話を覚えたいです。』とのこと。
世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムには、『栽培』と『工房作業』があります。
『栽培』は、植物を育てること。『工房作業』は、草花を加工することです。
今回の『蘭の流木付け』は、形を変えて(工房作業)、育てる(栽培)ので、この二つの要素を
同時に含みます。すでに園芸プログラムを楽しみにして下さっている利用者H.Sさんは、今回の
プログラムの内容をよく理解して下さっているコメントを頂けて私も嬉しいです。
←利用者I.Nさんの作品
利用者I.Nさんのご感想
『最初は、付ける場所が上すぎて、重心が上手く取れなかったのですが、再度、付け直したら
上手く重心が取れたので良かったです。これからどう育っていくのか楽しみです。』との
コメントを頂けました。
利用者I.Nさんは、園芸プログラムを希望して通所して下さいました。それだけにいつも
ご自分のイメージやアイデアを持って取り組んでいらっしゃいます。
しかし、現実はイメージしていた以上に難しいことも多いです。
これは園芸に限ったことではありません。利用者I.Nさんの試行錯誤されながら取り組む
姿勢には私も励まされます。
世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムは、利用者さんたちと共に作って行く
プログラムです。また、他の就労移行支援事業所には、類を見ないプログラムです。
その意味では、私自身も試行錯誤しながら取り組んでいます。
なお、参加利用者さんは、園芸経験のない方がほとんどです。
興味のある方はぜひ、体験して下さい。お待ちしております。
文責:園芸プログラム担当/苔神女(こけしめ)