本日は、世田谷・就労移行支援事業所グディで1月29日(月)に行った
園芸プログラム『キャンディタワー』についてご紹介いたします。
『キャンディタワー』とは、材料(割箸・糸・輪ゴム)を使って構造物(模型)を作り
その構造物(模型)にキャンディ(飴)をぶら下げたものを言います。
園芸プログラムの2つの柱である『栽培』と『工房作業』の内、『栽培』ではガーデニングが
あります。ガーデニング(栽培)は、グディ前の4階のテラスで行います。
そのガーデニング(栽培)を行うにあたり、手始めにテラス全体の状態を整えたいと考えています。
つまり、柵やラティスを配備するところから始めます。
本日の園芸プログラム『キャンディタワー』は、その作業の基礎となる部分に着目しました。
プログラム内容は、次の通りです。
①タワーの形は、自由に決めて構いません。
②キャンディ(飴)をぶら下げる位置も自由に決めて下さい。
ただし、キャンディをぶら下げてから3分以上タワーが建ったままでなくてはなりません。
③材料は、切断して利用しても構いません。全て使いきらなくても結構です。
④作り始める前に構想図(予想図)を書いて下さい。
以上の条件付けのもとで作業をして頂きました。
左:利用者I.Nさん製作/右:体験者D.Mさん製作
左:体験者D.Mさん製作/右:利用者I.Nさん製作
作業中の利用者I.Nさん
利用者I.Nさんの感想
「支柱のバランスの取り方、糸での固定方法など普段、慣れない作業だったので苦労しましたが、
自己評価で90点ぐらいの出来の物が完成したので、私個人としては上出来だと思います。」
とのことでした。
利用者I.Nさんは、世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムに関心が高く、通所して
下さっています。ご自身の感想に対して、私が「-10点はどんなところですか?」と質問すると
「見た目」とのご回答でした。
作品に点数をお付けすることはしていませんが、もし、つけるなら利用者I.Nさんには、
100点をお付けします。
体験者D.Mさんは、本日、見学に来て下さいました。
その際の体験でしたが、ご本人の感想としては「面白かった。」とのこと。結果的にプログラムの
最初から最後までご参加くださいました。
手先が、器用であること、落ち着いて作業ができることは、様子を拝見していてわかりましたが、
それだけでは、「キャンディタワー」を建てることが出来ません。
初めての作業で、思い通りに進まない中、作業終了時間10分前のお声がけをするとそこから
糸ではなくゴムの使用に切り替えて、思い切った作業の変更をなさいました。
予定変更は、かなりの勇気がいるものですが、躊躇せず行い仕上げる作業は、素晴らしかったです。
世田谷・就労支援移行事業所グディの園芸プログラムでは、いろいろなことにチャレンジして
行きます。個人の特技を集結してチームワーク(グループワーク)も行っていきたいと思って
います。
しかし、グディでは、利用者さんに無理な参加は求めません。参加は、あくまで個人の意志です。
グループワークが苦手な人は、まずは「見てるだけ~」の見学参加でも構いません。
できるところから、トライしてみませんか?
文責/園芸担当 苔神女(こけしめ)