本日は、5月11日(金)、14日(月)に世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムで行った『苔の植え付け』についてご紹介いたします。
今回は、5月8日(火)に新潟で採取した苔を植え付けました。
以外にも苔のプログラムには、特に興味を持つ利用者さんが多くいて、実は、私も驚いています。
1.苔の移植作業手順
①プラスチックポット(2.5号)の底に不識布を敷く。
②赤玉土を入れる。
③苔を入れる。
という単純なものです。
写真は、利用者TKさん。
ヤマトフデゴケという苔を移植して頂きました。
苔を移植する際に気をつけなくてはいけない大事な点は、
土などの植え付ける素材にしっかり押し込むということです。
そうしないと苔は定着できないのです。
TKさんは、真剣な表情でしっかり押し込んで下さいました。園芸作業自体が、初経験とのことですが、いつもとても丁寧に作業されています。
上記写真は、移植した全ての苔です。
2.5号ポット22個、A4サイズのプラスチックケース2個に収まりました。
また、上記の苔は、ヤマトフデゴケ、シッポゴケ、ハイゴケ、エゾスナゴケの4種類です。
これらの苔については、後日、改めてプログラムで取り上げます。
2.ヤマトフデゴケの無性芽の栽培
苔の移植の他にヤマトフデゴケの無性芽の植え付けを行いました。
これは、フデゴケの中でもこの時期(5月)のヤマトフデゴケによく見られるものです。
無性芽についても後日、プログラムで取り上げます。
手順は、下記のとおりです。
①赤玉土と水をバケツに入れ、よくかき混ぜる。
② 上記①を連結ポットに分けて入れる。
③ 上記②にヤマトフデゴケの無性芽を置き、上から押さえる。
④療稲ケースにビニールを切ってシリコンシーラーで貼り付ける。(ケースに水が溜まるようにする。)
上記写真は、シリコンシーラント使用時の作業です。
⑤ 上記④に上記③の無性芽を植えた連結ポットを置き、
水をかける。その時に療稲ケースにも水を溜める。
上記写真は、療稲ケースの無性芽
作業は以上です。
後は、ポットの水が乾かないように気を付けるだけ。
発芽が楽しみです。うまく行きますように。
苔の栽培は、世田谷・就労移行支援事業所グディだけのプログラムです。
興味のある方は、ぜひ、ご一報ください。
そして、よろしければ見学・体験をしてみて下さい。
お待ちしております。
文責/苔神女