世田谷・就労支援事業所グディの園芸プログラムのご紹介をします。
本日は、苔を探しに公園にでかけました。
ありました!ありました!公園内にも道端にも苔が。
予め、利用者の皆さんには、3種類の苔を採取することを目標にして頂きました。
写真は、苔を探している利用者さんの様子です。
苔は、通常、雑草同様です。
だぁ~れも、その辺にある苔なんか気にしていません。
しかし、その苔を楽しもうとする気持ちが日本人にはあると思います。
帰りがけ利用者さんを見送るように野良猫がやって来ました!「ご苦労様~。」と言っているようでした。
採取した苔はこちら↓
利用者の皆様に綺麗に洗っていただきました。
その洗って頂いた苔を苔のテラリウム(苔リウム)にして頂きました。
苔の他にストーンやチップを各自、好きなように配置して頂きました。
左:利用者OMさんの作品 右:利用者IKさんの作品
右:利用者MKさんの作品 左:利用者OMさんの作品
割箸で造形物を作った利用者さんもいます。(写真右)↓
左:利用者MKさんの作品 右:利用者KHさんの作品
利用者KHさんの作品
割箸をカッターで切り、家に見立てて造ったとのこと。チップやストーンも使用していますが、苔とのバランスが絶妙で、とても綺麗に仕上がりました。
利用者MTさんの作品
ハート💛のストーンを目立たせたかったとのこと。バランスを考えて完成前に苔を足したそうです。
苔を足すことによってハート💛とのバランスが取れました。温かみのある作品だと思います。
利用者IKさんの作品
中心のウッドチップで高さを出した作品です。
イメージ作りの段階から、高低差を意識されていました。
『高低差を出す』のは、テラリウムの基本的な考え方です。
小さい瓶の中では、高低差がなくてもあまり気になりませんが、ある程度の大きさのケースでは高低差があると作品に表情が出てきます。
利用者OMさんの作品
デザイン的には、巨木が倒れてきたようなダイナミックさのある作品です。
2種類の苔を使って色の違いを引き出すように意識された作品です。
利用者FSさんの作品
「シンプルにいく!」という意気込みを持って作りました。3種類の苔だけで作っています。
園芸には、『思いっきり!』が、必要な時もあります。就職活動も同様だと思います。
いかがでしょうか?利用者の皆様は、ほとんど苔に触れたことのない人ばかりです。
世田谷・就労移行支援事業所グディの園芸プログラムでは、苔を扱います。
苔は、どこでも生えています。しかし、その生態については、知られていないことも多くあります。
ご興味のある人は、一度、ご連絡の上、見学にお越し下さい。お待ちしております。文責/苔神女