東京の就労移行支援はグディヘ

03-5787-5777

受付 10:00~17:00 (土日祝日除く)

ブログ

こんにちは
東京都世田谷の田園都市線・駒沢大学駅にある就労移行支援事業所グディのOです。

 

 

今回は「アサーション」について書きたいと思います。

皆さんは「アサーション」をご存じですか?

「アサーション(assertion)」とは「自己主張」という意味の単語なのですが、自分の思いばかりを自己主張するという訳ではなく、自分も相手も対等な立場でお互いに自己主張(自分の思いを伝える)するためのコミュニケーションスキルです。

 

1950年代に「行動療法」という心理療法(不適切な行動を適切な行動へと変化させるための心理学的アプローチ)の中で提唱され、その後、1960~70年にアメリカにおいて人種差別、性差別への人権運動が活発になり、社会的に立場の弱い人が声をあげる手法としてアサーションは変化・発展を遂げたと言われています。

 

相手の意見を聞かずに自分ばかりが主張したり、相手に気後れして自分の事を後回しにするのではなく、対等な関係を築く事がアサーションにおける望ましい対人関係で、誰にでも自分の意見や要望を平等に主張する権利があり、その上で適切な自己主張をするというのがアサーションです。

 

【アサーションの活用例:職場編】

=アサーションの活用なし=

上司:「これデータにまとめておいて!」

あなた:「(心の声:急ぎの仕事やっているんだけどな・・・断れないし・・・) はい!わかりました。やっておきます。」

結果、相手に気後れして自分の思いを後回しにした事でどちらの仕事も疎かになり注意を受け、辛い一日になりました。

 

=アサーションの活用あり=

上司:「これデータにまとめておいて!」

あなた:「今、急ぎの仕事に取り組んでいます。あと30分ほどで終わるので、それから取り組んでもよろしいでしょうか?」

結果、今の状況と要望を提示したことでスムーズに仕事が進み、労いの言葉も掛けてもらえ、気持ちの良い一日になりました。

 

自分の思いを伝える事や相手の思いを理解する事が苦手だという方も多いと思います。アサーションを理解する事で苦手意識や嫌な思いをする事も減るかもしれません。

様々な場面で活かす事が出来、大切なコミュニケーションスキルであると思いますので、皆さんも活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

※グディでは職を得る「就職」だけではなく、その後、働き続ける「就労」への支援をしております。お気軽にお問合せ下さいませ。

 

お問い合わせ