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皆さん、こんにちは。

就労移行支援事業所グディのIです。

この前、とあるブログの記事内にて「障害」と「障がい」の二つの表記が混在するというちょっとしたミスがあったらしく、公開前に修正されるという一幕がありました。そりゃあ、同じ意味を持つとはいえ表記を乱立させてしまうと読んでいる人が混乱してしまいますからね。表記の仕方で何を伝えたいのか、読み手にどうしてほしいのかが変わってしまうので、注意しなければなりません。

意味は同じだけど表記が変わる一列

意味は同じだけど表記が変わる一例

もちろん、意味が分かるならどんな表記でもいいとも思う人も多いと思います。しかし僕らにとって、この「しょうがい」の表記については結構敏感な問題なんですよね。どういうことなのか説明していきます。

そもそも、この「しょうがい」の表記について歴史が移り変わるにつれて表記も変わっていったことはご存じない人も多いかもしれません。内閣府が発表した『「障害」の表記に関する検討結果について』には

江戸後期~戦後

・障碍…仏教用語での「差し障り」を意味する言葉が一般化。

     ↓読めない

戦後   ・障害…「碍」の字を常用漢字の「害」に変更

       ↓「害」が悪い意味で使われやすい

平成   ・障がい…ひらがな表記に

 

という移り変わりになっていると説明されています。これからも新しい表記が現れるかもしれませんね。

「表裏一体」のイラストを探し回った結果…。

とはいえ、今までの表記は使ってはいけないのか、悪いイメージが持たれるのかと思う人もいるかもしれませんが、そういうことではありません。むしろ、自らのスタンスを表明するために敢えて別の表記を使用する団体も存在します。例えば、障害者団体:特定非営利活動法人DPI日本会議)は、社会にある多くの障害物や障壁こそが「障害者」をつくりだしている現状を踏まえて「障害」の表記を使用しています。一方で、岩手県は「障害」の「害」の字は、「害悪」、「公害」等否定的で負のイメージが強く、改められる部分から改めるべきと考え、「障がい」の表記を使用しています。障害者団体:東京青い芝の会は「碍」は、「カベ」を意味する言葉であること、。社会が「カベ」を形成していること、当事者自らの中にも「カベ」に立ち向かうべき意識改革の課題があるとの観点を踏まえ、「障碍」の表記を使用しています。表記一つで色々な考えや意識が分かるので、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

このように、何を伝えたいかによって同じ意味を持つ言葉でも表記や書き方が変わってきます。それによって、「何を伝えたいのか」「どうしてなのか」「どこに注目してほしいのか」を知ることができます。新聞を読んだり手紙を書いたりするときに表記について考えていただけると幸いです。

さて、我らが就労移行支援事業所グディはどの表記を使用しているでしょうか? それは、皆さんの目で確認してもらいたいところ。興味があれば過去の記事を遡ってみてください。(決して調べるのが面倒くさくなったわけじゃありませんよ。💦)ついでに他の記事も見ていただければ、生活のお役立ちな情報も知れるかもです。

そしてブログのみならず、就職にむけた訓練はもちろんのこと、日常生活にも活かせる訓練を日々行っています。ブログを見て気になった方はぜひ体験にいらしてください!お待ちしております!

 

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